スギ花粉症について
スギ・ヒノキの花粉が原因となってアレルギー性鼻炎がおこるものがスギ花粉症です。アレルギー性鼻炎の
一部なので、季節性(2月〜4月)以外に検査や治療などは通常のアレルギー性鼻炎と同様です。
スギ・ヒノキ花粉は2月中旬より飛散を開始し、4月一杯続きます。花粉症の患者数は増加の一途をたどり、
日本人の4人に1人位の割合と言われています。
今年は花粉量が少なく軽い方の年でした。来年の飛散量は、今年の気温に大きく影響される為まだ不明です。
昨年も少なく、3年続けて少ない事は稀なので多いかもしれません。
(診断)
問診・鼻の所見、血液検査などで調べます。スギ以外のものも合併していることも多くありますし、
慢性副鼻腔炎の有無もチェックします。
(治療)
まず花粉を避けることが一番ですが、これだけでは無理で治療が必要になります。以下、簡単な説明ですが、
詳しくは「
アレルギー性鼻炎の治療について」をご覧ください。
「花粉症」の治療には現在、主に3種類の方法がありますので簡単に説明します。
@ 薬物療法
花粉の飛ぶ前(2月初めより予防薬を開始します。これによりかなり症状が軽減しますが、
実際に飛び始めてから症状にあわせて必要であれば薬を追加します。花粉症の薬といえば
”眠い”という印象のある方もおられると思いますが眠気の少ない(ない)薬もありますので
ご相談ください。また、点鼻薬・点眼薬も必要に応じて処方します。
A レーザー手術
鼻粘膜をレーザー焼灼し、花粉症を予防するものです。外来で行う10分程度の手術で痛みもあまりなく簡単です。
症状が全くなくなるわけではありませんが、かなり軽減します。詳しくは
「アレルギー性鼻炎の治療について(
3.レーザー手術)」をご覧ください。
花粉飛散前の12月又は1月に1回施行します。
B 減感作療法(免疫治療)
週に1回のペースで行います。現在のところ、花粉症が治る可能性のある唯一の根本的治療法です。
花粉エキス等を腕に注射するもので、90%以上の方に効果があり、副作用も殆どなく極めて有効なものですが、
効果の発現に数ヶ月を要する根気の要る治療法であります。
※詳しくは、「
減感作療法(免疫療法)について」の説明をご覧ください。
以上、簡単に説明しました。花粉症(だと思う・気がする)の方は沢山おられるのですが、正確に診断を受けた
事がない方も多いと思います。一度キチンと診断を受けられてから対策を考えてください。
治療として
@)薬であれば2月初めに来院して頂き、予防薬を開始してください。
A)レーザー手術であれば12月初め頃に来院して頂き予約して下さい。
B)減感作療法であればなるべく早くに来て頂き開始して下さい。11月以降では来年に間に合わなくなります。
当院ではいずれの治療法も行いますが、目的・方法の異なるものですので、ご希望をおっしゃってご相談ください。