夜逃げのリスクとデメリット①

多額の借金の支払いに困窮し、最終手段として夜逃げをする人もいます。
とはいえ、夜逃げをして新しい場所で生活を始めたからといっても、「めでたしめでたし」と万事解決する訳ではありません。ここでは、夜逃げのリスクとデメリットについて解説していきます。

1.借金の時効が成立するとは限らない

夜逃げをして借金が時効となる5年から10年をやり過ごすことで、また新たにやり直すことを考える人もいるかもしれません。ところがこの借金の時効というものは、そう簡単に認められるものではないようです。

お金を貸した方も、法律の範囲内であの手この手を使って時効を延ばしますし、そもそも借りた方が「支払いの意思がない」ことを貸した方に示さないと、借金の時効は成立しません。

そのため、夜逃げをしている間も利息が積もり積もっていくことから、借金が消えるどころか「むしろ増えていた」ということにもなりかねません。

2.住民票を移せない

夜逃げをした場合、移転先の市区町村役場に住民票をすぐに移すことができません。理由は、夜逃げした後の居場所がすぐにわかってしまうためです。

まず住民票が移せないと、更新された健康保険証を受け取ることができません。銀行口座からの引き落としであれば保険料の支払いは可能ですが、期限が切れてしまえばその保険証を病院で使うことはできなくなります。

そのため、10割負担での治療となることから、夜逃げ先で病気になった場合、生活に支障をきたす可能性が考えられます。